パンツ日和。
休日の朝。
起きて顔を洗い、歯を磨き、洗濯機のスイッチを押す。
ギュイーンっと洗濯機が回り出し、つながれた蛇口から勢い良く水が流れ出す。
すると、嫁がどたばたと起き出してきてきた。
なにやら、とても慌てている様子だ。
そそくさと洗濯機の方へと向かって行った。
少し今日は肌寒い。
外は雨、天気予報によると最高気温は10℃らしい。
11月に入ってこんなにも気温が下がるのは初めてだ。
私はまだ温もりの消えていない布団の中に入って、休日の至福のひとときを楽しむ。
すると、嫁が戻ってきた。
なぜか、上はヒートテック一枚と下はパンツ姿だ。
私「なんでパンツなの?」
嫁「パンツ日和だから。」
私「・・・」
きっと洗濯に出したのだろうと分ってはいたのだが、まさかそんな回答が返ってくるとは思わなかったので、つっこんで聞いてみる。
私「えっ。どういうこと?」
嫁「だって今日はパンツ日和でしょ。今日一日中パンツで過ごそうかなー。」
私「・・・」
今日は最高気温10℃だ。
どう考えてもパンツで一日過ごすには寒すぎる。
そこで私はあることを思い出した。
それは、このブログのタイトルを決めた時のことだ。
このブログのタイトルは「ばくふうふ」だ。
また別の記事で詳しく書きたいと思うが、このブログを書いている目的は、パートナーシップの問題を根本解決して、新しい地域のコミュニティをつくる。そのきっかけをつくることだ。
私たちはタイトルを何にしようか悩んでいた。
なかなかいいアイディアが思いつかない。
ブログのタイトルだから、インパクトのあるタイトルにしたい。
だけれども、そこに意味をしっかりともたせたい。
「ばくふうふ」
嫁がどこからともなくだじゃれを言った。
そんなくだらないことをと思った瞬間にはっとした。
ばくふうふ・・・爆風ふ・・・爆夫婦・・・幕府ふ!
今までの夫婦の概念を越えた夫婦、そこから新しいコミュニティ、新しい幕府をつくる。
そうやって、このブログのタイトルは「ばくふうふ」となった。
言葉に意味なんて無い。
きっとパンツ日和にも何の意味も無い。
だけれども、そういったところに、クリエイティブがある。
何かに対して意味付け、価値付けすることは私たちの自由だ。